将棋の藤井聡太3冠(王位・叡王・棋聖=19)が豊島将之竜王(31)に挑戦する、第34期竜王戦7番勝負第4局が12、13の両日、山口県宇部市・ANAクラウンプラザホテル宇部で行われ、後手の藤井が豊島を破り、開幕から4連勝で竜王を奪取した。

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藤井竜王の昨年の獲得賞金と対局料は4554万円。棋聖、王位と2つのタイトルを獲得したうえ、テレビ棋戦「銀河戦」で初優勝するなどして、これだけの金額になった。

今年は棋聖と王位を防衛。叡王も獲得した。賞金額が公表されていないこれらの獲得賞金と対局料で、少なくとも昨年の4554万円はあると推定する。

これに金額公表分を加える。竜王戦の優勝賞金4400万円、同棋戦の決勝トーナメント勝ち上がりと挑戦者決定戦3番勝負を合わせた対局料が731万円。朝日杯の優勝賞金750万円を足して1億435万円となる。さらにJT杯(将棋日本シリーズJTプロ公式戦)の決勝に進出しており、優勝なら500万円、準優勝でも150万円を得られる。初の10代1億円棋士誕生はほぼ確実だろう。

師匠の杉本昌隆八段はこの件について、「記録など節目も気にしないタイプ。賞金にも興味ないみたいです」とコメントしていた。

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