ヤクルト“サンタ”が、子どもたちに日本一のプレゼント! プロ野球「SMBC日本シリーズ2021」を4勝2敗で制して20年ぶりの日本一となったヤクルトと「つばめ」つながりで交流を続けている新潟県燕市で、日本一を祝うクリスマス企画が決定した。29日、同市が発表。主力として貢献した塩見泰隆外野手(28)と山崎晃大朗外野手(28)の2人が来月25日に同市を訪れ、市内で活動する少年野球チームの小学校5、6年生を対象に「つばめ野球クリニック」を開催する。頂点に立った気持ちの持ち方や、技術を直接伝える。翌26日にはトークショーも行い、“優勝祝賀イベント”となりそうだ。

応燕(援)を続けてきた同市は庁舎に「日本一おめでとう」の横断幕を掲げただけでなく、過去に同市を訪れた選手らのサインやグッズを設置した“日本一記念展”も開催中。燕市PR隊鳥を務める球団マスコットつば九郎の人形も飾られて、市民らと歓喜を分かちあっている。

今後は市民から祝福メッセージを募集して「お祝いメッセージ動画」を制作し、市のホームページやSNSなどで公開。来月5日のファン感謝デーでは日本一記念商品を販売する予定だ。鈴木力市長(61)も「東京ヤクルトスワローズと燕市の交流が始まって11年目。日本一となる日を心待ちにしていた」とコメント。「高津監督のもと、チームが1つになり戦った日本シリーズ。20年ぶりの日本一になることは『絶対大丈夫!』と確信していました」と喜びと感謝の意を表した。【鎌田直秀】