囲碁の史上最年少プロ、仲邑菫二段(12)が2日、東京都千代田区の「日本棋院東京本院」で打たれた第33期女流名人戦予選Bで、星合志保三段(24)に黒番(先手)中押し勝ちした。

予選Bではタイトル6期獲得の小林千寿六段(67)、早大囲碁部で1年時からレギュラーとアマ強豪から転身した下坂美織三段(34)に次いで、今年の女流本因坊戦の挑戦者も撃破。これで4人による勝ち抜き戦で挑戦者決定リーグ入りを争う予選Aに進出した。次は茂呂有紗二段(22)と対戦する。もう一方は加藤千笑二段(20)対井澤秋乃五段(43)。双方の勝者同士で、リーグ入りをかけた予選決勝を行う。

仲邑は前期、予選決勝まで進出しながら上野愛咲美現女流棋聖(20)に敗れ、初のリーグ入りを逃した。次は決められるか。