東京・上野動物園で6月23日に誕生した双子のジャイアントパンダが、来年1月12日(水)から一般公開されることになった。小池百合子都知事が10日、発表した。西園の施設「パンダのもり」で、母親のシンシンとともに公開。時間は当面は午前10時~正午の2時間で、体調などをみながら順次時間を拡大していくという。観覧も当面は事前申し込みによる抽選制とし、1日約1000人を予定する。抽選の申し込みは専用サイトで受け付けるが、詳細は後日発表。同園の入園には現在、新型コロナウイルス対策などのため整理券の事前予約が必要だが、関係者によると、双子パンダの観覧に当選すれば、入園できる。

双子の雄シャオシャオと雌レイレイは元気にすくすく成長しており、体重は6日=166日齢時点で、シャオシャオが11・3キロ、レイレイが11・5キロになっている。最近は眠っている時間以外は、母親にじゃれついたり、2頭でじゃれ合ったりしている。木や柵につかまって後ろ足で立ち上がるだけでなく、少しずつ木登りもできるようになってきた。母親のあとを追いかけて、屋外で短い時間すごすこともある。同園は、一般公開に向けて人の声や物音に慣れさせるため、日中はラジオを流している。

中国への返還期限が来年6月30日まで延期されたお姉さんのシャンシャンは引き続き、弟妹とは別の東園パンダ舎で公開。西園の父親リーリーも、母子とは別に展示されるという。