東京都の小池百合子知事(69)と国民民主党の玉木雄一郎代表(52)が15日、都庁で会談し、玉木氏は、小池氏が立ち上げた地域政党「都民ファーストの会」との「勉強会」開催など、連携を深めていくことを明かした。

「小池知事からは『日本を変えていきましょう』という声もいただいた」と説明。「勉強会は近々に設けたい。都議の先生方と問題意識や疑問点を共有しながら、国会の政策づくりにつなげていきたい」と相乗効果を狙う。

17年の衆院選では小池氏が結党した「希望の党」に、民進党だった玉木氏が合流して、今の国民民主の基礎となるなど、これまでも情報交換を重ねてきた。来夏の参院選での連携について玉木氏は「選挙の話はしていません」と述べたが「政策的な意見や情報交換をし、新しい立法にもつなげていきたい」。小池氏も「デジタル化や(コロナの)水際対策など意見が一致した」と語った。【鎌田直秀】