日本の民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した、ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏(46)が7日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。

宇宙に滞在中の昨年12月12日に出演したニッポン放送「オールナイトニッポンスペシャル」の中で次の挑戦に掲げた、水深1万メートル超のマリアナ海溝への潜水について「どういう潜水艦に乗って、どういう時間をかけて行くかというところまで、ほぼ決まっています」と明言した。

前澤氏は、米国の宇宙旅行会社からのオファーで実現したISSへの宇宙旅行と同様「あるところから、お誘いを頂いて『行きます』と申し込んだ」と明かした。具体的な時期は明言しなかったが、23年に予定する民間人初の月周回飛行プロジェクト「dearMoon」との兼ね合いを見て調整するとみられる。

初の宇宙旅行の経験を「dearMoon」にどう生かすかと問われ「無重力空間は常に浮いた状態で、寝るのが大変」と語り「1人入れるか入れないか(の広さ)で壁に柱がある状態の方が安眠につながる。即刻、伝えたい」と「スペースX」と協議する考えを示した。【村上幸将】