小学生の子ども同士のトラブルをきっかけに、相手の親の車2台を傷つけたとして、沖縄県警は3日までに、器物損壊の疑いで、千葉県成田市の元復讐(ふくしゅう)代行業で無職加藤孝一容疑者(56)と仕事を依頼したとみられる那覇市の無職女(33)を逮捕した。県警は2人の認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は21年1月下旬、共謀して那覇市内の自宅に駐車していた医療従事者の男性(30代)の車2台に剥離剤などをかけ、塗装を剥がし(修理費約112万円)損壊させた疑い。

県警の人身安全対策課によると、女は自身の子どもが通う小学校で子ども同士のトラブルがあったことから、相手の親である被害者の男性夫婦に苦情を言うなどしていた。夫婦は女に謝罪をしていたが、受け入れられることはなかったという。女は、21年4月7日~14日までの間、那覇市内において、男性の妻に対して付きまとい行為をしたとして、沖縄県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されていた。