日本維新の会の藤田文武幹事長は11日、現職の国会議員に成り済まして東海道新幹線のグリーン券をだまし取るなどしたとして、8日に逮捕された元参院議員で立憲民主党岐阜県連の常任顧問を務めていた山下八洲夫容疑者の問題について「犯罪行為なんで相当な責任を負っていただく必要がある」と断罪した。

その上で「国民のみなさんにこういう経費を使わせていただく透明性を高めたり、不正を防止する改善策を打つべきだという意見が党内からも上がった」とした。藤田氏は不正防止策として現職の国会議員に支給される「鉄道乗車証」(通称JR無料パス)のIC化を理想としたが、導入コストを要することから「パスに顔写真入れ、期日を大きく明記、本人確認をする」などの現実的な対策を取りまとめ、国会に提言するとした。