囲碁の第7回扇興杯女流最強戦本戦1回戦、仲邑菫二段(13)対高雄茉莉初段(21)戦が12日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれた。対局は仲邑が黒番(先手)中押し勝ち。ベスト8進出を決めた。

先月、史上最年少の13歳1カ月で女流名人戦挑戦者となりながら連敗した仲邑にとって、現在タイトル獲得の可能性があるのは、扇興杯と女流本因坊戦。女流本因坊戦は本戦1回戦で大森らん初段(19)を下し、2回戦に進出している。

扇興杯の本戦は16人による勝ち抜き戦で、優勝者がタイトル獲得となる。仲邑は3年連続で本戦入りしている。前々回は初戦で上野愛咲美女流棋聖(20)、前回は準々決勝で鈴木歩七段(38)に敗れている。今回はそれ以上を目指したい。