経歴に関する疑惑を紹介したユーチューブ動画を引用リツイートしたことで名誉を傷つけられたとして、日本維新の会代表の松井一郎大阪市長(58)が、お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士(59)に550万円の支払いを求める訴訟の第1回口頭弁論が30日、大阪地裁で開かれた。

今夏の参院選に、れいわ新選組から比例代表で出馬予定の水道橋博士は出廷後、大阪市内で会見。今回の訴訟について、行政や大企業などが個人の言論を封じるために威圧目的で起こす「スラップ訴訟」と主張し、当選後の“青写真”を披露した。

「反スラップ法を作る。権力を持たない私人に対する口封じ、イジメの裁判をできない法律を作るために立候補予定者になった。必ず作る。『反松井一郎法』でもいい」と毒舌ジョークで笑わせた。

選挙戦では維新の本拠地・大阪で街頭演説する予定。「維新批判? 2時間、3時間を終わらないぐらい。維新は不祥事のデパート」と強調した。

たけし軍団の先輩で維新の元衆院議員だった東国原英夫(64)に応援演説を頼んでいるが「『できるわけがねえだろ』とおしゃっていました。なんとか説得したい」と“サプライズ応援”に意欲を見せた。