ベスト・ファーザー賞in関西の授賞式が10日、大阪市内のホテルで行われ、経済部門は楽天グループの会長兼社長の三木谷浩史氏(57)に決まった。

三木谷氏は、サッカーJ1ヴィッセル神戸の会長、プロ野球楽天ゴールデンイーグルスの会長兼オーナーも務めるなど、スポーツ界にも貢献している。この日は「所用」で欠席し、ビデオメッセージを寄せた。

今回の受賞を「僕でいいのかという感じです。本当にうれしい」と話し、子どもとの接点について「息子が少年野球でエース投手をやっていた時に、自分はコーチをやらせてもらった。娘はバレエを一生懸命やっていたので、発表会を見にいくことを楽しみにしていた」と話しつつ、自身の父親としての採点は「50点ぐらい」と辛口だった。

トップの実業家として、関西人として熱いメッセージも寄せた。

「関西人は明るく、熱い。閉塞(へいそく)感のある日本の現状を打破できるよう頑張りましょう」

次代を担う子どもたちへ「正しい決断ができる人間に育ってほしい」と願った。