Q 参議院選挙と衆議院選挙の違いは?

A 参議院の議員数は248人で任期は6年。3年ごとに半分の124人を入れ替えるのが参院選に対し、衆院選では任期4年の465人全員を選挙で選び直すことが大きな違いです。参院選は都道府県選挙区(鳥取・島根、徳島・香川は2県で1区)と比例があり被選挙権は30歳以上。衆院選は各都道府県をさらに細かく分けた小選挙区と比例で25歳以上なら立候補可能です。選挙区では投票用紙に候補者名を書くのは、どちらも同じ。比例代表の投票用紙には参院選だけは候補者名を書いても良いですし、衆院選のように政党名でもOKです。

 

Q 選挙区選挙と比例代表選挙の違いはなに?

A 3年ごとに定数の半数を争う参院選では今回、選挙区で74人(欠員補充1を含まない)、比例代表で50人が選ばれます。参院選の選挙区は原則として都道府県ごとになっており、東京6議席、千葉3議席など、人口の割合によって議席数が割り当てられています。投票用紙に「候補者名」を記入する選挙区制に対して、比例代表制は「政党名」もしくは「個人名」を記入して投票します。票の合計に応じて、各党に議席が配分されます。比例代表制には、前回の19年の参院選から、政党が特定の候補者を優先的に当選させることができる「特定枠」という仕組みが導入されました。

 

Q 公認、推薦、支持とかがあるけれどどう違うの?

A 一般的に政党と候補者との関わりが強い順に公認、推薦、支持となっています。公認は、政党・政治団体の党員であることが条件です。政党が発行する「所属党派証明書」を選挙管理委員会に届け出れば、公認候補となれます。党から活動費が支給されたり、所属議員などから支援を受けられたりします。推薦は、理念や政策が政党と近しい候補者に与えられるものです。自民党や公明党の様に、支持拡大のため互いの党の候補者に推薦を出し合ったり、選挙活動を手伝ったりすることが行われます。支持は、推薦よりも政党との関わりが少ないですが、応援するという意味合いがあります。