参院選に東京選挙区から立候補している立憲民主党の蓮舫氏(54)と比例代表の辻元清美氏(62)が3日、都内の阿佐ケ谷駅前と吉祥寺駅前で「ウィメンズデー」と題した合同街頭演説を行った。菅直人元首相の伸子夫人(76)や吉田晴美衆院議員(50)ら計7人の女性が応援に駆けつけ、候補者2人を含んだ総勢9人の女性が「投票用紙の1枚目(選挙区)は蓮舫、2枚目(比例代表)は辻元清美」と聴衆に呼びかけた。

現職の蓮舫氏は「行革にかけてはどの国会議員にも負けない。必ず、間違いや不正や税金の無駄遣いを正させていただきます」とアピール。辻元氏も「日本を世界一の借金の国にしたのは自民党。物価高の問題を苦しめている。その金額を1万円札を積み上げていって倒したら、吉祥寺からパリまで行くんですよ」と与党に物申せる存在の2人であることを強調した。

「女が頑張って強い野党をつくるので力を貸してください。多くの女性が我慢しなくていい社会をつくりたい。それは男性にとっても良い社会になる」と辻元氏。「生命、平和、暮らしを守る最後のとりでになります。ブレない女です」と声を強めた。

東京選挙区には自民党の朝日健太郎氏、生稲晃子氏、公明党の竹谷とし子氏、共産党の山添拓氏、日本維新の会の海老沢由紀氏、れいわ新選組の山本太郎代表、ファースト会の荒木千陽代表ら計34人が立候補している。【鎌田直秀】