自民党の安倍晋三元首相(67)が8日午前、奈良市内で参院選の応援演説中に男から銃撃されたことを受け、海外の主要メディアも緊急速報した。

米CNN電子版は「日本の元総理大臣、安倍晋三が銃撃を受け心肺停止」との見出しで報じ、ニュース映像では「衝撃的な出来事。総理の在籍期間が最も長く、G7の一員などで大きな国際的役割も務めていた」とキャスターがコメント。解説員は「交代が多い日本の総理の一首相ではない。世界的に最も知られている日本の政治家で、トランプ元大統領との関係性も記憶に新しい」と説明した。ロイターやブルームバーグなどの大手通信社も一斉に報じ、ブルームバーグは「銃犯罪がまれな国を震撼(しんかん)させた」と伝えた。