立憲民主党の蓮舫氏(54)は10日、激戦の東京選挙区(改選数6)で、4期目の当選を確実にした。

東京・南青山の事務所では、支援者、スタッフらが拍手で迎えた。蓮舫氏は「大きな付託をいただきました。国民の皆さんの重い重い付託に応えていきたいと思います。ありがとうございます」と感謝した。

支援者らと控えめなガッツポーズをし「推してくださる有権者の方がいて、私はもう1度頑張りたい。国会に行って頑張っていきたい。頑張りましょう」と笑みを見せた。

蓮舫氏は、2期目の挑戦となる10年は約170万票を獲得し、東京選挙区の最高得票記録を更新。16年は約110万票を獲得し2期連続でトップ当選していた。今回、圧勝の雰囲気はなく「相当厳しかったです。肌身に感じてます」と選挙戦を振り返った。

他候補の応援演説のため、東京で活動できたのは4日間だけだった。限られた日程に加え、安倍晋三元首相が銃撃されて亡くなった8日以降、聴衆の雰囲気が変わったとした。「立ち止まってくださる方がぐっと減った。自民党だよね、という雰囲気になりました」と分析した。

勝因を聞かれると「18年間の実績、行政改革の必要性、与党が大きくなる中で野党の蓮舫がいてほしいという声だと思います。初心に帰って、6年間のご付託をいただいた。真摯(しんし)に仕事をしたい」と話した。

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