社民党から比例代表に出馬した福島瑞穂党首(66)は10日、開票状況を見守った。同氏は同日深夜、取材に応じ「1議席を確保したとしても、何としても政党要件は死守しないと」と表情を引き締めた。

所属の国会議員は2人で、公職選挙法が定める<1>所属国会議員が5人以上<2>直近の衆院選、参院選のいずれかで得票率が2%以上という政党要件を満たすには、4人の当選か2%以上の得票率を確保しなければならない。96年の社民党結党時に独立した新社会党と政策協定を結び、同党の候補を含めて比例代表8人、選挙区で4人擁立も、参院選では13年以降、当選が1人の状況が続くだけに得票率2%確保が絶対目標だ。

改憲勢力の3分の2の議席維持が確実な中「10、20代の若い世代や女性たちが応援してくれるのが、今までと違う手応え。若い声を次につなげたい。国会の中に影響力を与えるよう頑張りたい」と訴えた。