8日に奈良市内での街頭演説中に銃撃され67歳で亡くなった、安倍晋三元首相の家族葬の通夜が11日、東京・港区の増上寺で営まれる。

増上寺周辺には、警視庁関係者や警護関係者、自民党の関係者が集まり、同寺内に関係者以外が入らないよう、目を光らせた。安倍氏の襲撃事件を踏まえてか警備、警戒に余念がなかった。

報道陣には、道路を挟んで反対側の歩道、公園で取材するよう要請が出ており、歩道に約100メートルにわたって並ぶ報道陣の列ができ、増上寺の方を見守った。一般の通行者の中には、警察官に増上寺の近くに行くことが出来ないか、尋ねる人もいたが「道路の反対側の公園にいてください」と言われ、増上寺の方に向かうのを、諦めた人もいた。警察官からは、一般の通行者に「一般の方は写真を撮らないよう、お願いします」と写真撮影NGのお願いもアナウンスされた。