凶弾に倒れた安倍晋三元首相を追悼する献花台が参院選から一夜明けた11日、東京・永田町の自民党本部に設置された。午前9時から献花と祈りをささげる人の列は途切れず、午後も設置された駐車場入り口から外に約200メートルの長い列が出来た。涙を流しながら安倍氏の遺影に手を合わせる女性や、ひまわりを手にした男子高校生、大きなキャリーバッグを手にしたスーツ姿の男性、子ども連れの若い女性など幅広い年代の人が訪れ、それぞれの思いを記帳につづった。自民党本部では急きょ、30度を超える猛暑の中で献花を待つ人たちのために職員が大型扇風機を設置し、冷たいお茶などを無料で提供するなど対応した。