藤沢里菜五段(23)が8日、名古屋市「日本棋院中部総本部」で打たれた、囲碁「第78期本因坊戦最終予選決勝」で大竹優六段(20)に敗れ、女性棋士として初のリーグ入りはならなかった。挑戦者決定リーグの棋聖戦、名人戦、本因坊戦の3大棋戦の中で、女性がこのイスを獲得した例はなく、快挙は持ち越された。
藤沢は現在、女流本因坊と女流名人を保持しており、女流タイトル戦線では上野愛咲美女流立葵杯・女流棋聖(20)とともに先頭を走る。一昨年には広島アルミ杯・若鯉戦で男女混合の公式戦として、初めて女性で制した。2019年(令元)11月には名人戦最終予選決勝まで勝ち上がりながら、一力遼八段(当時)に敗れた。
このほか、3大棋戦の最終予選決勝まで勝ち上がった例は2回ある。11年の棋聖戦で鈴木歩六段が河野臨九段に、昨年の名人戦決勝で謝依旻七段が伊田篤史八段にそれぞれ敗れている。またしても、最後の壁を打ち破ることができなかった。

