「雪国」「伊豆の踊子」などの文学作品を著し、日本人初のノーベル文学賞に輝いた小説家の川端康成氏の「囲碁殿堂入り」が11日、決まった。日本棋院で開催された有識者、同院役員、棋士などで構成される「囲碁殿堂表彰委員会」で選ばれた。

川端氏は1938年(昭13)、本因坊秀哉引退碁の観戦記を担当した。これを小説としてまとめた「名人」を執筆。日本棋院特別対局室「幽玄の間」には、川端揮毫(きごう)の書「深奥幽玄」が掲げられている。今年は、没後50年でもある。

過去の殿堂入りでは、第1回の特別創設記念表彰として、江戸幕府を開いて囲碁を奨励、発展させた徳川家康のほか、第14回の正岡子規、第15回正力松太郎、第17回藤沢秀行らが名を連ねている。