元光GENJIのメンバーで、来年4月に行われる東京都北区の区長選に立候補する大沢樹生(53)が22日、表明後初めての応援演説を東京都西東京市で行った。

同じ地域政党「東京新党16」から西東京市議選に立候補した、覆面レスラーのザ・シャーク氏(46)の応援に駆けつけた。

マイクのパフォーマンスはお手のもの。東京ドームといった、大規模なイベントスペースでのライブなどで慣れている。午後3時すぎ、西武池袋線のひばりケ丘駅にやってくると大沢は経済再生、地域の活性化などについて約7分にわたって訴えた。時には「遠足から帰ってきた子どもたちに声をかけたら、妻に『防犯ベルを鳴らされるから、気軽に声を掛けちゃため』と言われた」などと、人間関係の希薄さに疑問を投げかけた。

演説の最中には、左隣にいるザ・シャーク氏に、「プロレスラーの仲間を集めてパトロールしなさい」とか、「市民の声が聞きづらかったら、マスクの耳の部分をカットしなさい」と、アドバイスするシーンもあった。最後は握手だけでなく、聴衆と一緒に撮影したり、サインに応じたりもした。

「地域の活性化や経済再生は、日本全国共通のテーマ。自分の言葉で何を考えているか、伝えていきたい。若者にも政治に関心を持ってもらいたい」と話した。

年内までは芸能活動を行う。来年になれば選挙に向けての準備を進めていく。現在、北区内で自宅兼事務所となる物件も探しており、住民票も単身で移すことも明らかにした。