大阪府の吉村洋文知事(47)は4日、関西の政財界関係者が集まる年始恒例の大阪新年互礼会に出席し、今年の抱負を「飛」の漢字で表現した。大阪市の松井一郎市長(58)は「躍」と色紙にしたためた。2人合わせて「飛躍」。事前打ち合わせ“疑惑”に「何も準備していませんよ(笑い)。僕もびっくりしている」と話した。

「飛」についてウサギ年生まれの年男の吉村知事は「今年はウサギ年なので『飛躍』の年にしたい。『躍』は漢字が難しかったので」と説明した。

松井市長は「飛躍、躍進、コロナが長引いているが。それでも躍進、躍動する年にしたい」と意気込んだ。

互礼会のあいさつで、吉村知事は「年男の吉村です。みなさんと顔を合わせての互礼会は3年ぶり。昨年を振り返ると、エネルギー価格の高騰などさまざまな課題があった年だった」と振り返り、「昨年はうれしいこともたくさんあった。オリックスが日本一になった」と話すと、会場からは大きな拍手が起こった。

「サッカーの日本代表もすごかった。絶対にあきらめないという精神が勝利を呼び込む。サッカーに限らず、いろいろなことにも通じることだと思う。大阪もどんな困難になってもあきらめずに、最後まで頑張っていく」と意気込んだ。