東京都の小池百合子知事は13日の定例会見で、14日の大学入学共通テストから受験シーズンが本格化するのを前に、受験生への痴漢行為をあおるようなSNS投稿が出ていることについて、「受験生にとっては、一生を左右する大切な時期の1つだ。犯罪行為が行われるなどあってはならないし、許されることではない」と述べ、対策を強化する考えを示した。

「そうやってネットであおるという話がある。いやな社会だと思う」と述べ、11日から都営地下鉄で痴漢など迷惑行為に対する対策強化期間を設けていると説明。「警視庁とも連携し、誰もが安心して受験に臨み、地下鉄を利用できるように交通機関にも周知をしながら進めたい」と述べ「受験生の皆さんには頑張っていただきたい」とエールを送った。

受験生を狙った痴漢行為を防ごうと、警視庁は15日まで電車や駅での警戒や啓発活動を強化する。