「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(本社・京都市)は14日、SNS上での動画拡散を受け、店内卓上に設置していたギョーザのたれなどの運用を変更することを発表した。

「カスターセット」と呼ぶギョーザのたれ、ラー油、酢、コショウのセットについて「運用変更につきまして」との文書を掲載。ギョーザのタレの瓶に虫が混入している様子の写った動画がネットに投稿された事案を受け、「当社では2月11日より卓上のカスターセットを撤去し、配膳の都度小皿に入れてお席にお持ちする運用を開始いたしました」と報告した。しかし客から不便を訴える声などがあり、利便性を維持しつつ衛生管理を徹底するために全店舗での運用を「以下の通りご対応させていただくことといたしました」と発表した。

<1>カスターセットは卓上には置かず、お客様よりオーダーをお伺いした後に、異物混入や汚損がないかスタッフが目視確認の上、お席にお持ちします。

<2>お席にお持ちしたカスターセットは、下げ膳の際に厨房(ちゅうぼう)に戻し、スタッフが異物混入や汚損がないか目視確認し、アルコールで必ず消毒します。

<3>ギョーザのタレ、酢の容器は1日に2回、ラー油の容器は1日に1回必ず洗浄します。

その上で同社は「改めまして、お客様及び関係者の皆様にご心配及びご不便をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます」とした。