人形専門店の久月(東京都台東区)が9日、WBC出場メンバーの5人をモデルにした五月人形「今年の期待大将」を公開した。

大谷翔平、ラーズ・ヌートバー、ダルビッシュ有、佐々木朗希、村上宗隆がモデルとなり、よろいを身にまとった、まさに「サムライ」となった。びょうぶには栗山英樹監督が描かれており、背中から選手を見守っている。

久月の代表取締役社長の横山久俊さん(40)は侍ジャパンについて「優勝を狙っていただきたい」と期待。その上で「明るい世の中になって欲しい」と願いを込めた。それぞれのモデルらしい笑顔にこだわったという。

人形は高さ約34センチ、重さ約1・5キロ。野手のヌートバーと村上はバット、投手のダルビッシュと佐々木はグラブとボール、大谷はその両方を手に持ち「二刀流」を表現。実際に大谷人形のみ2本の太刀をはいている。展示は13日まで行われる予定。【沢田直人】