「ぶらり鉄道」の第9回は京急久里浜線と河津桜を紹介する。

横浜駅から電車に揺られて約50分。三浦海岸駅の改札を出ると広場一体に河津桜が広がり、スマホやカメラを向ける人々でにぎわう。コロナ禍で3年ぶりとなった「三浦海岸桜まつり」。早咲きで有名な河津桜は三浦海岸駅から三崎口駅方面への沿線約1キロに1000本ほどが咲き誇り、桜まつり期間中には特産品などが購入できるテント村も設置される。

もちろん駅前の河津桜もとてもきれいで電車と一緒に撮れるスポットもあるが、線路沿いを少し歩くと桜並木の下に鮮やかな黄色い菜の花が現れる。

列車と桜、菜の花を1枚に収めることが出来る絶好の写真スポットで、息をのむほどの美しさ。取材した2月27日は天気もとても良く、青空とピンク、黄色のコントラストが“映え”でしかなかった。

京急久里浜線は昼間の時間帯には10分に1本間隔で電車が通るので、普段電車を撮らない初心者にも優しい。

いろいろな所で桜と電車を絡めて撮ることができるので、気付けば夕方になっていた。一足先に春を満喫することができて、心がとても元気になった。

【撮影と文・鈴木みどり】

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