2月に死去した高野之夫前区長の後任を選ぶ豊島区長選が16日、告示(23日投開票)され、前副区長の高際みゆき氏(57)が立候補した。高際氏は小池百合子都知事の元秘書事務担当部長。高野氏は小池氏の盟友として知られており、高際氏の第一声には、小池氏が応援に駆けつけた。

高際氏は高野氏からは豊島区長の「後継」として指名されており「高野区長のご遺志を受け継いで、もっと良い街にする。それが高野区長への最大の恩返しです」と話した。小池氏は「都と区がこれからも連携して、住みやすい街やアートカルチャーを高際みゆきさんが進めていく」と呼び掛けた。

元豊島区副議長の永野裕子氏(50)は国民民主党の玉木雄一郎代表の応援を受けて第一声。「区民の生活を守っていく。その役割をしっかりやらせていただいて、次の時代をつくる。『誰かに言われたから』とか『ちょっとやってみたいから』といった理由で挑戦するのではありません。やるべき仕事がある」と強調した。

元朝日新聞社の神沢和敬氏(41)はJR大塚駅前で出陣式を行い第一声を上げ、治安悪化の改善策や合計特殊出生率の解消などを訴えた。神沢氏は区長選について「政策ではない部分で(高野氏の)弔い合戦のような雰囲気はこちらにとってネガティブ」といい、その上で「変えるべきところは変えるべきだし、僕だって良いところは引き継いでいく」と話した。

豊島区長選には高際氏、永野氏、神沢氏のほか。無所属新人で、不動産管理業の鈴木和夫氏(71)が立候補している。【沢田直人】