東京都港区議選(定数34)が23日、投開票され、芸能人らに対する暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕状が出ている元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)容疑者の写真を選挙ポスターとして使用していた、政治家女子48党(旧NHK党)の深瀬良乃氏(30)は立候補者57人中55位で落選となった。獲得票数は138票だった。
港区議選は4年前の統一地方選から投票率が約3・7%増え、約37%だった。投票者数は7万3551人で無効票数は1199票。区の選挙管理委員会事務局によると、無効票数は白紙や複数の候補者を書いたものが多く、立候補者ではない「ガーシー」や「東谷義和」などとと記載した票は1票もなかったという。
深瀬氏は選挙期間中、ガーシー容疑者のみが写し出されたものと、自身の写真の2種類の選挙ポスターを区内の掲示板にランダムで貼っていた。ガーシー容疑者のポスターについて「暴露をしただけで(ガーシー容疑者が)こんな扱いをされるのはおかしいという意思表示」と述べていた。港区議選への出馬については「(港区は)ガーシーさんに投票した人が多い。ガーシーさんのファンに恩返しがしたい」などと話していた。
深瀬氏によると、ガーシー容疑者のポスターは立花孝志氏からの提案で、深瀬氏はガーシー容疑者とSNSで連絡を取り「(ポスターの使用は)全然ええで。自由に使って頑張ってな」などとのメッセージを受け取っていた。
区の選挙管理委員会事務局によると、選挙ポスターの規定は「掲示責任者や印刷者の氏名、住所が記載されており、公序良俗に反していないもの」といい、担当者は「このポスターが『ダメです』とはいえない。最終的には警察などが判断する」としていた。

