国際NGO組織「イコモス」の日本国内委員会は24日、都庁で会見し、神宮外苑再開発計画をめぐり27日に事業者側が「報告」を行う東京都の環境影響評価(アセスメント)審議会に、イコモス側が出席し説明が行えるよう都側に要請したが、受け入れられなかったと明かした。

イコモス側は、環境影響評価書に植物群落区分の誤りなど「虚偽の内容」が含まれると主張、かねて説明の機会を求めてきた。理事の石川幹子氏は「事業者側の主張を受けて『OK』ということが起きないとも限らない。27日でピリオドにしないでほしいのがいちばんの理由」と話し、出席できなくても当日の審議内容を速やかに精査するとしている。