英国のチャールズ国王(74)は6日、ロンドンのウェストミンスター寺院で、母エリザベス女王以来70年ぶりの戴冠式に臨み、正式に国王としてお披露目された。

「統治者として法に従い、最善を尽くす」と宣誓。1300年に製作され、戴冠の際に使われてきた「聖エドワードのいす」に座って金のローブをまとい、先に十字架やハトをあしらった2つの王笏(しゃく)を授けられた。1661年製で重さ2キロあまり、ルビーやサファイアなどをふんだんにあしらった「エドワード王冠」を授けられた。

長男ウィリアム皇太子(40)はひざまずいて忠誠を誓い、父にキス。皇太子の長男ジョージ王子(9)は「ページ・オブ・オナー」と呼ばれる介添人の1人を務め、3世代が歴史的な戴冠式に関わった。国王と不倫の末に再婚したカミラ王妃にも王冠が授けられ、正式に「クイーン」としてお披露目された。

ロンドンはあいにくの雨だったが、国王はバッキンガム宮殿から寺院までを現代風の馬車「ダイヤモンド・ジュビリー・ステート・コーチ」、帰りは4000人の兵士が行進する中、1762年製のきらびやかな馬車「ゴールド・ステート・コーチ」で宮殿に向かい、国王夫妻は沿道の歓声に手を振って応えた。

戴冠式には約2200人が出席。日本からは秋篠宮ご夫妻が出席され、紀子さまは着物姿だった。

今回の戴冠式は、エリザベス女王の時に比べ時間や出席人数を大幅に縮小。女性聖職者やキリスト教以外の宗教代表者が初めて進行に携わるなど、国王の意向で多様性を重視した。