上野愛咲美女流立葵杯(女流名人=21)への挑戦権を目指す、囲碁の第10期会津中央病院・女流立葵杯準決勝、仲邑菫女流棋聖(14)対向井千瑛六段(35)が20日、福島県会津若松市「今昔亭」で行われた。対局は193手までで黒(先手)番の向井が中押し勝ち。初の挑戦者決定戦進出を決めた。敗れた仲邑の初の挑決進出はならなかった。

最も難しい局面で、2時間の持ち時間を使い切って秒読みに追われた。分断しなければいけない向井の黒石を分断しなかったため、一気に形勢を損ねた。終局後、すぐに向井に「ここで出ておけば。急所を逃しました」と伝えたという。

2年ぶり2回目の立葵杯ベスト4だったが、再度準決勝で姿を消した。夏に向かって次にタイトル獲得の可能性があるのは、扇興杯。現在ベスト8で、今月25日に鈴木歩七段(39)との準々決勝が控えている。すべて一発勝負の扇興杯は昨年、初めて準優勝した。準決勝以上は滋賀県東近江市での対局となる。こちらで改めて頂点を目指す。