松野博一官房長官は30日の会見で、昨年末の首相公邸での忘年会開催報道を受けて6月1日付での辞職が決まった岸田翔太郎首相秘書官(32)が、辞職に伴う退職金や、夏のボーナスに当たる「期末・勤勉手当」の返納を申し出ていることを明らかにした。

首相秘書官も該当する国家公務員の夏のボーナスは、6月1日が基準日になっている。関係者によると、そのため、6月1日まで在職していれば、ボーナス支給の対象となるという。

29日に翔太郎氏の辞職の日付が6月1日付と発表された後、インターネット上では「ボーナスが支給されてから辞職するのではないか」と、翔太郎氏への新たな批判が出ていた。5月内ではなく、なぜ6月1日付とされたかに疑問の声やさまざまな臆測も流れ、翔太郎氏の判断が注目されていた。