「建立900年特別展 中尊寺金色堂」が、来年1月24日から4月14日まで東京・上野「東京国立博物館」で行われることが4日、発表された。岩手県平泉市にある中尊寺は、平安時代の1124年に藤原清衡によって建立された。東北地方で現存する最古の建造物であり、11年にはユネスコの世界遺産にも登録されている。

今回は、堂内中央に設置された須弥壇(しゅみだん)に安置されている国宝の「阿弥陀(あみだ)如来坐像」など、11体の仏像が初めてそろって展示される。実物大の金色堂と堂内空間を超高精細8KCGで大型ディスプレーに再現する。奥州藤原氏が栄華を極めた時代の美術、工芸、建築の粋と、極楽浄土への信仰がここで体感できる。