藤井聡太王位(竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖=20)に佐々木大地七段(28)が挑戦する、「伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦7番勝負第1局」は8日午前9時、愛知県豊田市「豊田市能楽堂」で再開された。7日午前9時からの2日制で始まった対局は、後手の佐々木が横歩取りに誘導。前例のない形となってお互いに腰を据えて考える展開となり、36手目を封じて初日を終えていた。

午後0時30分からは1時間の昼食休憩。藤井が「海鮮五目冷麺」と「烏龍茶」。佐々木が「北海道産しほろ牛“若丸”テンダーロインと国産サーロインの牛まぶしに雲丹(ウニ)のベルモットソースと豊田市産ガーリックチップのアクセント」と「緑茶」だった。

スローペースの局面から、午後1時30分に対局は再開された。中央の守備を固めた藤井に対し、佐々木は7筋の歩を伸ばす明快な攻めを狙っている。いつ先端が開かれるのか。目が離せない。

この後、午後3時に再度おやつが出される。決着は8日夜の見込み。