昨年7月の参院選遊説中に銃撃され、命を落とした安倍晋三元首相の遺骨が23日、山口県長門市油谷(ゆや)にある安倍家の墓所に納骨された。
納骨は関係者のみで行われ、妻の昭恵さんやおいに当たる岸信千世衆院議員ら親族、安倍氏の地盤だった旧衆院山口4区の補選で後継として初当選した吉田真次氏ら地元選出の国会議員、事務所関係者ら約120人が参列し、手を合わせたという。
納骨の後、同市内のホールで「しのぶ会」も行われ、約300人が出席した。昭恵さんは謝辞の中で「(吉田)松陰先生も、門下生たちの奮起により松陰先生の名前が後世に残ったように、皆さんにはどうか、主人がまいた種を花開かせていただきたいと思います」などと、呼びかけた。
墓所には安倍氏の父晋太郎氏も眠り、生前の安倍氏は地元入りした際に、墓参りに訪れていた。昭恵さんは「父と同じお墓に入り、ずっと安らかに眠ることと思います」と話し、「来年落ち着けば油谷に帰り、墓参りや、地域のために、主人の遺志を継いで精神をしっかり広げていくために注力できれば」と、今後の活動にも触れた。出席者は花を手向けながら、安倍氏をしのんだ。

