森喜朗元首相(86)が、背骨の圧迫骨折のため入院していることが29日、分かった。

29日夜、都内のホテルで日本維新の会の鈴木宗男参院議員が開いた「叱咤激励する会」を欠席した森氏が、寄せた祝電の中で明らかにした。

読み上げられた祝電では「本日、いつも通り出席し、ごあいさつすることを楽しみにしていましたが、背骨の圧迫骨折により入院中のため、おうかがいできませんことを申し訳なく思います」と伝えられた。

森氏はまた、ロシアのウクライナ侵攻に触れ「ウクライナ問題で私と鈴木さんは同じ考えです。ウクライナだけが良くて、ロシアが悪いという一方的な価値観には同意しません」と、主張。「日本とロシアとの間には平和条約締結、北方領土問題など解決すべき問題がある。私も鈴木さんも日ロ関係の将来、重要性を考えて行動してきたし、これからも進めてまいります」とした。

9月に入った頃から永田町では「森氏が入院したようだ」などの情報が流れ、体調を気遣う声も出ていた。