実りの秋となり、冬眠前のクマが栄養を蓄えるシーズンとなった。
毎年、各地でクマの目撃情報が相次ぎ、人や家畜、農作物の被害が出ている。そんな中、北海道庁が公式X(旧ツイッター)を更新。ヒグマの捕獲に従事するハンターの仕事をめぐり、理解を求める呼びかけを出した。
北海道は9月26日、2匹のヒグマが車道を歩いている写真とともに「ヒグマ有害捕獲へのご理解のお願い」として注意喚起を投稿。「人や農業などの被害防止のため、やむを得ず捕獲する場合があります」とつづり「この捕獲は地域の安全に欠かせないもの。捕獲への非難は、その担い手確保の支障となりかねません」と続けた。北海道のホームページでは「捕獲に携わる方々が、道民の生活を守るために、安心して捕獲に取り組んでいただけるよう、法に基づく捕獲の制度や捕獲従事者の方々の社会的な重要性をご理解いただきますようお願いいたします」などと呼び掛けた。
北海道では、60頭以上の牛を襲った雄のヒグマ「OSO18」が駆除されたことをめぐり、釧路町役場に「クマがかわいそう」といったハンターに対する苦情が相次いで寄せられていた。