将棋の最年少7冠、藤井聡太竜王(名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=21)が全8冠制覇を目指して永瀬拓矢王座(31)に挑戦する、第71期王座戦5番勝負第4局が11日、京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で行われ、後手の藤井が勝ち、シリーズ対戦成績を3勝1敗とし、王座を奪取し、史上初の全8冠制覇を達成した。21歳2カ月で金字塔を打ち立てた。14歳の中学生でプロとなってからわずか7年、21歳2カ月で棋界の頂点に駆け上がった。

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8冠を獲得した藤井新王座の年収はどうなる? 日本将棋連盟の22年の獲得賞金・対局料ランキングでは、藤井は1億2205万円で初めて1位になった。藤井は自身初、将棋界では史上最速&最年少での1億円プレーヤーとなった。21年は6996万円で3位だったが、一気に5000万円以上を上乗せした。

これまでの将棋界での史上最高額は95年の羽生善治九段の1億6597万円。今年、藤井は棋王、名人、王座を獲得したため、史上初の2億円超えの可能性もある。