れいわ新選組は19日夜、東京都内で「増税?ダメハート絶対!デモin銀座」と題したデモ行進を行い、数百人が参加した。日比谷公園を出発し、銀座周辺を約1時間にわたり行進しながら、過去に選挙公約にも掲げ、長年訴え続けている消費税廃止のほか、政府に対して、減税を実現するよう繰り返し求めた。

山本太郎代表は、行進を先導するトラックの荷台に立ち「元気があれば減税できる。何より減税、とっとと減税、みんなで減税」と主張。櫛渕万里、大石晃子両共同代表とともに音楽に合わせてコールを繰り返した。また「増税メガネは直ちに退陣だ」と、岸田文雄首相の呼称を持ち出し、参加者に呼びかけた。

山本氏は「コロナ禍で、資金繰りがうまくいかなかった人たちに国がお金を貸し付けたが、その返済が始まってしまっている。このまま放っておけば、ばたばたと倒産する。それを止めないと、今よりも不況が深まるだけだ」と指摘。「なにより減税、社会保険料の減免だ。悪い物価高がおさまるまでの給付金をみんなで求めていこう」とも訴えた。

れいわは東京だけでなく、地方でも同様のデモを行っている。20日に召集される臨時国会では、岸田首相も言及している減税をめぐる議論が、テーマの1つになるとみられている。