立憲民主党の菅直人元首相(77=東京18区)が次期衆院選に出馬しない意向を固めたことが21日、複数の政界関係者への取材で分かった。
同党の泉健太代表は同日、自身のX(旧ツイッター)を更新。世代交代を念頭に置いた不出馬意向を報じた記事を引用しながら「今朝、元首相と話しました。溌剌とした声で、『かねてから世代交代を言っていた。若い世代に期待している』との言葉。次世代の皆さん、日本の未来のため、ともに頑張りましょう!」とつづり、電話で菅氏の不出馬意向を確認したことを明かした。
菅氏は、市民運動や故市川房枝さんの活動を支えるなどした後、1980年衆院選で初当選。これまでに当選14回。旧民主党政権で第94代内閣総理大臣を務めたほか、初代の民主党代表なども歴任した。自社さきがけ政権の厚相時代には、当時大きな問題になっていた薬害エイズ問題をめぐり、厚生省(当時)の責任を認めて謝罪した。
首相時代の2011年3月11日に東日本大震災、東京電力福島第1原発事故が発生し、当時の対応をめぐっては賛否が起きた。最近は、小泉純一郎元首相とともに「原発ゼロ」の活動に力を入れていた。野党のベテランの代表格でもあり、今後も発信などの活動は続けるとみられる。

