国民民主党の定期党大会が12日、東京都内で開かれ、同党が次期衆院選で擁立する小選挙区と比例代表の公認候補予定者計22人が紹介された(現職を含む)。

その中の1人で、東京2区(中央区、台東区)で出馬を予定している鳩山由紀夫元首相の長男、鳩山紀一郎氏(47)は「日本を瀕死(ひんし)の状態から救い出し、国民を理不尽な苦しみや不安から救いだす。そのために全力を尽くし、やるべきことはやっていきたい」と、抱負を述べた。

紀一郎氏は東大工学部卒。東大大学院講師や長岡技術科学大の特任准教授を歴任し、政治団体代表も務めた。昨年12月、次期衆院選で東京2区から出馬することを発表。党員やサポーターも参加したこの日の党大会で、他の候補者とともに「お披露目」された形。

東京2区は、由紀夫氏の弟、鳩山邦夫元法相(故人)のかつての地盤。

東京2区には、外務副大臣を務める自民党の辻清人氏(44)、日本維新の会の今村充氏(48)、共産党の細野真理氏(42)、参政党の最上佳則氏も立候補を予定している。