元徳島県警捜査第一課の警部で「リーゼント刑事」とも呼ばれる秋山博康氏が9日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。東京都新宿区のマンション敷地で住人の平沢俊乃さん(25)が刃物で刺され死亡し、殺人未遂の疑いで職業不詳和久井学容疑者(51)が逮捕された事件について言及した。

事件では平沢さんの首や腹を中心に数十カ所の傷があったことが判明。和久井容疑者は平沢さんが経営していたガールズバーの客で、22年5月にストーカー規制法違反容疑で逮捕されていた。また「金を貸していて、返してもらうつもりだった」などと供述している。

秋山氏は「過去の恨みが引き金になった事件だと思います。というのは被害者と容疑者の関係性というのはやはり高額なお金。しかも愛車を売った。それがきっかけで、今度は被害者の申告によってストーカー規制法で逮捕された。そこから本件は強い殺意を持って、現場に行ったと思う」と指摘。続けて「私もこういう事件を扱いましたけど、犯人を取り調べたら『この世から消したい』と。そういうくらいの殺意があった」と振り返り「愛情から憎しみに変わるんですね。この種の犯人っていうのは。お金も相当払っているんで」などと話した。