韓国の憲法裁判所(憲法裁)による尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領(64)の10回目弾劾審判が20日、行われた。12月14日に弾劾案が国会を通過し、同日に国会から憲法裁判所に弾劾訴追の議決書が届いた。同27日の初弁論から約1カ月で証人出席などによる裁判が終了。25日の最終弁論を経て、憲法裁判官による約20日間の判定に入る。
この日は「総理らに直接話が聞きたい」との大統領側の強い要望が受け入れられ、追加弁論日となった。しかし同大統領は開廷5分で退席し、韓悳洙(ハン・ドクス)前国務総理(75)が証人として入廷する前に、法廷を離れた。弁護人側は「大統領が総理と直接対面するのは形的に良くないと、大統領自ら判断した」と話した。
韓悳洙総理は「非常戒厳は形式上、適合していないと思っている。憲法上、国務会議で(宣布するかを)決めないといけないのに、非常戒厳前にまともな国務会議はなかったと思う」と証言した。
今後、25日の最終弁論を残すのみとなった。朴槿恵(パク・クネ)大統領ら、過去の例では大統領弾劾審判は最終弁論後、判定まで約20日がメドになっているため、3月10日過ぎには最終結果が出る可能性が高い。

