フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)の11日の放送では、中居正広氏の元女性社員への性暴力に端を発した一連の問題を受け、同局が発表した再生・改革に向けた8つの改革案について、この日生出演した石破茂首相に直接見解を問う場面があった。
5月1日に発表された改革案は、「人権ファーストの徹底と仕組み作り」「人権侵害、ハラスメント被害者の保護」「コンプライアンス違反への厳正処分」「女性比率増と若手登用」など8項目に及ぶ。
番組では、同問題に言及した村上誠一郎総務相の9日の会見の様子も伝え「一定の評価をする一方、息の長い取り組み以外に信頼回復の道はないとして追加の行政指導を行ったと発表しました」などと報じた。また、キャスターを務める梅津弥英子アナウンサーがあらためて8つの改革案をフリップで紹介。「総理、こうしたフジテレビの取り組みについてどう評価されますか」と、石破首相に直接見解を求めた。
石破首相は「そりゃ、立派なもんだと思いますよ。ちゃんとやってくださいねという話であって、人権最優先企業だと、女性管理職や取締役の割合を増やしましょうと。そして役職の定年もきちんとつくりましょうと」と内容に触れた。
その上で「『面白くなければテレビじゃない、楽しくなければテレビじゃない』という文化から脱却しないといけないという部分もあったと思うが、面白いためなら何をやっても許されるというわけではないんだよということを、文章にきちんと書いたことは大変な決断だったと思う」と評価。「人権、何をやっても許されるものではないということは、御社に限らずすべてのメディアに共通することではないか。私は、かなり高く評価はしていますが、要はできるか、できないかです」とも指摘した。
石破首相のコメントを受け、キャスターを務める同局の松山俊行解説委員は「今回発表された8つの具体策を受けて、職員1人1人も意識改革を根底から行い、改革を進めていく。これが必要になってくると思います」と応じた。
一方、一連のスキャンダルを受けて自局が示した改革案について、生出演した首相に直接コメントを求めたことについて、SNSには「どう評価しますか? って聞き方おかしくない?」「フジテレビの問題や具体策をわざわざ総理大臣にコメント求める必要あるのか? ただ具体策についての総理大臣のお墨付きが欲しいだけなんだろ」「なんで石破フジテレビのガバナンスコメントしてるんや?」など、疑問の指摘も寄せられている。

