関西囲碁将棋記者クラブは19日、第33回記者クラブ賞に将棋の藤井聡太7冠(竜王・名人・王位・王座・棋聖・棋王・王将=22)

、囲碁の井山裕太2冠(王座、碁聖=36)、特別賞に将棋の福間香奈女流6冠(清麗、女王、女流王座、女流名人、女流王位、倉敷藤花=33)を選出した。大阪府高槻市の関西将棋会館で表彰式が行われた。

藤井は5年連続5度目、井山は5年連続17度目の受賞。藤井は叡王のタイトルを失ったが、7月の「永世棋聖」に続き、王位5連覇を達成し、「永世王位」の資格を獲得した。7冠を堅持し、王将戦7番勝負では通算タイトル獲得数を28期に伸ばし、谷川浩司17世名人を抜いて歴代単独5位となった。

棋聖戦5番勝負第2局の兵庫県洲本市から車で移動し、“途中下車”し、関西将棋会館での表彰式に出席した藤井は「失冠はあったが、内容を含めても課題が少なからず見つかった1年だった。その分、伸びしろというか、改善の余地が多く見つかった」と振り返った。7月からは6連覇がかかる王位戦7番勝負も始まる。「向き合って実力を高めていくことで、みなさんにおもしろい将棋をみせたい」と意気込んだ。

井山は昨春、十段奪取で3冠に復位。碁聖、王座を防衛し、歴代最多となる通算タイトル獲得数が77期となり、永世称号の名誉王座の有資格者となった。

井山は「1年間、自分なりに精いっぱい、囲碁に向き合ってきたことを評価していただき、うれしい」と喜び、1年を振り返り「技術面でも手応えを感じることができる戦いができた」と振り返った。

福間は出産に伴う休場が2月に明けた後、女流王座、倉敷藤花、女流名人を相次いで防衛した。福間は出産、育児の中「昨年1年間で妊娠・出産があり、初めての環境で、なんとか自分なりにもがきながら将棋に向き合えた」と振り返った。6月には第18期マイナビ女子オープン5番勝負の第5局が、東京都渋谷区の将棋会館で指され、挑戦者で後手の福間が116手で西山朋佳女王(29)を破り、対戦成績3勝2敗で12期ぶりに復位を果たした。