元テレビ朝日社員の玉川徹氏は28日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。20日投開票の参院選で大敗した自民党内で、総裁の石破茂首相に対する辞任圧力が強まっていることをめぐり、世論調査の結果に触れながら私見を口にした。
番組では、25日に首相官邸前に約1000人が集まり「石破辞めるな」「石破頑張れ」と、石破首相を激励するデモが行われたことを報じた。一方、ANN世論調査では、「辞任すべきと思う」が46%、「辞任すべきと思わない」が42%と拮抗(きっこう)し、世論の意見も割れていることに触れた。自民党は28日午後、参院選大敗の結果を受けて両院議員懇談会を開くが、懇談会ではなく議決権を持つ両院議員総会開催を求める動きも続いていることなど、自民党内の権力闘争の現状にも触れた。
玉川氏は「この週末、新聞の世論調査が何紙かしていた。ANNの調査は、続投を求める方が少ない。『辞任すべき』の方がちょっと多いんですけれど、朝日新聞は逆だった」と言及。また「日経新聞が面白かったのは、(石破首相が)『いつまで首相を続けたらいいですか』と聞いているんですが、『すぐに辞めろ』というのは36%で、それ以外は『来年の春ごろ』から『ずっと続けて』まで含めて、50%以上あるんですよ」とも指摘。「どうも傾向としては、だいたい同じくらいなんだけど、辞めないでほしいという人が多いっぽい感じです」と、各社の石破首相の進退をめぐる世論調査内容に触れた。
玉川氏はさらに「もうひとつ面白かったのは、朝日新聞で自民党の支持層だけに限ると、『辞めるべきだ』は22%で、『その必要はない』が70%なんですよ」とも主張。「自民党議員たちは、(石破首相を)一生懸命、引きずり下ろそうとしているんだけど、自民党の支持層だけ見ると、7割の人が辞める必要はないと言っている。だから、支持層とその支持層に乗っかっている議員で全然違う感じがありそう」とも述べた。
玉川氏はこの調査結果の背景を「分かんないですけど、もしかすると、岩盤保守といわれている(自民党の支持層の)人たちが、自民党から支持層として抜けているのかなと。そうなると、残っているのはセンターライトと中道くらい。この人たちからすれば、むしろ石破さんが辞めた後の方がまずいと思っているという」とした上で「(報道によると25日の官邸前での)デモに参加した人は、多くが野党の支持者だったようですけれど、いま自民党を支持している人だけでみると、石破さんじゃないと困るというか、石破さんから替わると困ると思っている人が多いということかもしれない」と推測した。

