藤沢里菜女流本因坊(27)への挑戦権を争う、囲碁の第45期女流本因坊戦挑戦者決定戦、上野梨紗扇興杯(20)対星合志保四段(29)戦が23日、東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれた。対局は午後4時15分、186手までで上野が白(後手)番中押し勝ち。3年ぶり2回目の挑戦権を獲得した。本戦トーナメントで三村芳織四段、岩田紗絵加二段、向井千瑛六段と撃破してきた星合の2年連続3回目の挑戦権獲得はならなかった。
上野は3年前、女流本因坊戦でタイトル戦に初挑戦。藤沢とフルセットまでもつれ込む接戦を演じたが、2勝3敗で敗れた。今期は本戦トーナメント2回戦から登場し、柳原咲輝二段、牛栄子四段、茂呂有紗三段を下し、挑戦者決定戦に勝ち上がってきた。
24年には女流棋聖戦3番勝負で仲邑菫女流棋聖(当時、韓国棋院に移籍)を2勝1敗で下して初のタイトルを獲得すると、翌年向井の挑戦を2連勝で退けて初防衛。オール勝ち抜き戦の扇興杯女流最強戦も制した。今年の女流棋聖戦では、囲碁界41年ぶりの姉妹頂上対決で姉の上野愛咲美女流名人に敗れ、タイトルを失っていた。
藤沢との挑戦手合5番勝負は10月8日、岩手県花巻市「佳松園」で開幕する。

