藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=23)が挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に連勝した、将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負第3局が30日、北海道千歳市の新千歳空港国際線ターミナル内「ポルトムインターナショナル北海道」で行われた。29日午前9時から始まった2日制での対局は、30日午後6時6分、88手で藤井が快勝。3連勝とし、王位戦6連覇まであと1勝とした。第4局は8月19、20日、福岡県宗像市「宗像ユリックス」で行われる。
藤井が北の空の玄関口で上昇気流をつかんだ。雁木(がんぎ)に構え、駒を前へと押し出す。「序、中盤の手の組み合わせが難しかった。攻め合いで行けそうな感じがしました」。28日には新千歳空港の制限エリア内で除雪車や化学消防車など、「働くクルマ」を見学した。盤上では歩や銀などの駒が働き、矢倉の永瀬陣を攻略した。
これで空港対局は4戦4勝。昨年5月、東京・羽田で初めて開催された名人戦7番勝負第3局で豊島将之九段を下し、今年4月の名人戦第2局(羽田)、5月の同第3局(大阪・関西国際空港)と永瀬に連勝した。
今月19日に23歳となった。先月棋聖を防衛し、タイトル獲得通算30期とした。23歳初勝利で、将棋界4位となる渡辺明九段の通算31期に肩を並べる可能性が大きくなってきた。

