藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=23)が挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に3連勝した、将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負第4局が19日午前9時からの2日制で、福岡県宗像市「宗像ユリックス」で始まった。

対局は午前11時30分すぎ、53手目に対局室に音声が流れるトラブルが発生。11時35分に対局は中断された。立会人の中田功八段、副立会人の稲葉陽八段と関係者を交えた協議の結果、原因究明と対策のため、そのまま昼食休憩に入り、午後1時30分に再開された。

過去にもタイトル戦で対局が一時中断した例はある。2006年(平18)5月14日、宮崎県都城市「霧島酒造創業記念館 吉助」で行われた第28期女流王将戦5番勝負第1局、千葉涼子女流王将対中井広恵女流六段戦。午後2時30分から14分間中断した。午後になって対局場所に隣接するアウトドアテラスで結婚披露宴のためのマイクテストが始まり、音が対局場にも響き始めたからだ。

「対局はこれから終盤にさしかかりますし、音を遮断して続けられないか」と、立会人の深浦康市現九段と現地スタッフらで協議した。対局場の雨戸を閉めて音が入らないか確認し、冷房の温度を調整するため、一時中断すると、立会人が両対局者に告げ、両対局者は控室に引き上げた。支障なく対局ができるのを確認して午後2時44分に再開。午後6時20分、先手の千葉が勝った。その時には披露宴も無事、お開きとなっていた。