元衆院議員で実業家の杉村太蔵氏は3日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に生出演。自民党内で「石破おろし」にさらされている石破茂首相に対し「僕ごときが苦言を呈すのも変な話ですけれど…」と恐縮しながら、自身が知る歴代の総理総裁との決定的な違いを指摘した。
自民党では2日に参院選の総括のとりまとめが終わったことを受け、総裁選前倒しの是非をめぐる意思確認の作業に入っており、前倒しを求める議員は8日に、署名、押印した書面を党本部に本人が直接持参するルールとなっている。前倒しを求める議員は増加傾向にあるとの報道もあるが、反対する声も少なくなく、結果はまったく見通せない状況となっている。
杉村氏は「党本部に(書面を直接)持って行くというのも今まで見たことない」と、今回の方式の異例さに触れた上で、現状を「非常に難しい政局になっている。まったく分かりません」と指摘。その上で「本当に、石破さんに、僕ごときが苦言を呈すのも変な話ですけれど」と切り出し「安倍(晋三)さんとか小泉(純一郎)さんって、本当に末端の議員とかに、たまにぽんと電話してくれたりするんですよ。『頑張っているか』とか『こういうことをやろうな』とか。本当に、ものの30秒くらいですけど、言ってくれるんです」と、自身が衆院議員時代に接点があった2人の元首相の名前に言及した。
「ところが、石破さんって本当に下の人間に、自分はこういうことがやりたいんだ、力を貸してくれというような電話1本やってもいいんじゃないかなと。そういう痕跡がほとんど見られない、非常に珍しい総裁で」と指摘し、石破首相は小泉氏や安倍氏に比べ、党所属議員への積極的な声かけが、ほとんどないとの認識を示した。
2005年衆院選で「小泉チルドレン」として初当選し1期務めた杉村氏は「どこの組織もそうでしょうが、下っ端が上にアポを取るのは大変じゃないですか? コミュニケーションは、上の人間が下に積極的にとろうとしていかないと、なかなか真意は伝わらないのではないか」とも訴えた。「もうちょっと石破さんねえ、いろんな議員と、自分の思いを(伝えることを)やってもよろしいんじゃないかなと思うんですけど」と、苦言は止まらなかった。

